よく議論になるシリーズ - Part1.売上計上時期 –

2020年夏に会計Freeeを使い始め、1年が経ちました。

私は、会計士業界の中でもとてもシステムが苦手な方でした。(むしろ、興味すらありませんでした💦)

会計は好きですが、会計の入力は好きではありません。機械的な作業に感じるから・・・

 

そんなタイプの私でも、会計入力が苦にならないのが会計Freee

本当に会計Freeeに出会えてよかった。

 

そして、自分がいいと感じたものを広めたい精神が急上昇🔥🔥🔥

この1年で、30社ほどのFreee導入支援をさせていただきましたが、大体議論になるテーマは同じです。

大体皆さん同じような部分がわからなかったり、疑問だったり、不安だったり。

実際に議論になることが多いテーマ順に、書いていこうと思います。

前置きが長くなりましたが、、本題へ☟

 

– Part1.売上計上時期 – 

法人でも自社で記帳されている会社では、取引の計上時期について、”入金・出金のタイミング”で会計処理をしているところが多く見受けられます。
それがダメかと言われたら、確実ではあるのでダメなわけではありません。

ただ、現代の商売で、サービスの対価を即もらえるのは、現金商売だけです。カード決済や後日に振込されることがほとんどでしょう。

 

Q. 売上はどのタイミングで計上するのが正しいのでしょうか?

売上取引は一般的に、下記のような流れになっています。

①受注・契約➡②サービス提供・商品の引渡し➡③請求➡④入金

 

現代の商売では、③請求と④入金の間に、1か月以上のスパンがあることがほとんどです。

④入金されたときに初めて売上を計上となると、売上認識遅くないですか?
会計では、②のサービス提供・商品の引渡しのタイミングで売上計上することが原則ルールになっています。
②が完了していれば、ほぼほぼ対価をもらえることが確定しているので、その時点で認識するのです。

 

Freeeでも、この考え方に沿った仕様になっています。

すぐに入金がない場合は、未決済として売上入力して(未決済なので売上は認識しつつ、売掛金が残る)、

実際に入金があったときに売掛金を消込する。

 

例:9月にサービス提供完了し、10月初旬に請求書を発行した。11月末に入金があった。
1. 9月付で売上計上(まだ振込いただいてないので、預金が増えるのではなく売掛金として残る)
2. 11月末に、上記取引の決済登録(売掛金を消し込む)をする。

 

2が完了してようやく一つの取引が完了します。1と2はセットで考えて処理するのがFreeeの大きな特徴でもあります。

どの売上に対するものが未入金なのか、すぐにわかります。

売上って、たくさん売り上げたところで、Cashを回収できないと意味ないですよね?無償提供になってしまいます。
会社が大きくなるにつれ、営業マンが売るだけ売って回収管理までできていないなんてことはないですか?

債権の回収管理までしっかりできるよう仕組みを整えましょう!!!

 

そもそも、入金時に売上を計上していた方は、適切な月次での業績が把握できていない状態だと思います。

入金時に売上は計上され、その売上にかかったコスト(従業員の給料や外注費などの経費)は前の期に入っていたりしませんか?

 

ただただ申告して税金を納めるためだけ、納税義務を果たすためだけの会計ではなく、

タイムリーに業績を把握できる会計にしていかないと、会社の成長は見込めません!!!

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